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■「通訳者・翻訳者のキャリア」-2002/03/03
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 語学の好きな少年少女が語学力を磨き通訳者や翻訳者になる。映画好きの趣味が仕事になった人もいる。海外留学や海外旅行がきっかけとなって通訳翻訳業界に入る人もいる。

 どの業界にも「一流」と呼ばれる人たちは一握りしかいない。そして彼らに共通していることは「ビジョン」を持っていることだ。一流といわれる通訳者や翻訳家たちは仕事を通じて何を実現したいのか明確だ。

 「専業だから何でもかまわない」、「駆け出しだから贅沢はいってはいられない」、「とにかく仕事なら何でもいいんだ」と言う人は多い。 だが、一流といわれる通訳者や翻訳家たちはそれぞれがもつ判断基準をクリアしない仕事は断る。

 いくら札束を積まれても判断基準をクリアしなければ丁重に断る。一方で金にならなくとも自分の専門性を高める仕事を追い求める。自分の専門性を極めるための投資は決して怠らない。ひとつひとつの仕事が自分の「ビジョン」を実現するためのキャリアとなるよう無意識に選択し実行する。

 一流の通訳者や翻訳家を志すのであれば戦略的なキャリアデザインが必要だ。一流の通訳者や翻訳家はだれよりも通訳や翻訳という「手段」を使って自己実現していることを知っている。一流の通訳者や翻訳家は自分の「ビジョン」を実現するために仕事を注意深く選別する。

 だから思いの仕事を得るために時間や手間を惜しまない。仕事を得るための投資も怠らない。自分の足で営業もするし、クライアントとも交渉もする一流のビジネスマンまたはビジネスウーマンなのだ。なぜそこまでできるのか。それは自分を駆り立てる明確な「ビジョン」をしっかり持っているからだ。

 自分はいったい何をしたいのか、通訳や翻訳という仕事を通じて何を実現したいのか明確だろうか?。もし通訳や翻訳で身を立てると決心したら、自分自身のマーケティングからはじめなければならないだろう。いたずらに行動するよりもじっくり自分自身をみつめなおすことが必要だ。

 大学に戻って専門性を磨くのもいいし海外に留学するのもいい。アルバイトをしながらじっくり
情報を集めるのもいい。企業に入ってビジネスの仕組みやビジネスセンスを磨いてからでも遅くはない。一番重要なことは自分のキャリアは自分の頭で考えるということだ。

 インターネットのおかげで通訳業・翻訳業は国境のない商売になった。実力のある通訳者や翻訳家は国境や地域という枠組みを超えて実力を発揮しさらに活躍できる。日本から海外市場に進出することもできるし、逆に海外から日本に進出することもできる。自分はいったい何をしたいのか、仕事を通じて何を実現したいのか明確にすることからはじめてはどうだろう。

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平岩 大樹(ひらいわ たいき)

 1998年10月、通訳翻訳館の前身となった求人求職マッチングサイト「個人翻訳通訳館」ウェブサイトを立ち上げる。2000年に同サイトを通訳翻訳館に名称変更し「通訳」と「翻訳」に特化した求人求職マッチングサイトを開設。現在、通訳翻訳分野における「求人と求職のミスマッチ解消」を使命とし通訳翻訳館を運営している。




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