構造的不況に苦しむ日本社会だが、われわれ通訳翻訳業界で働く者にとってもそろそろ大きなダメージを受けはじめてきた。特に中小翻訳会社の状況がかなり厳しい。アメリカのドットコムバブルがはじけた去年から今年の第一四半期まではまだU字型の景気リバンドを唱える経済評論家やエコノミストが多かった。
だが在庫調整の谷が予想より大きかったため、アメリカ本土では2002年度後期回復説が広く唱えられている。また日本の大手電気メーカーや半導体装置メーカーも同じようにU字型のアメリカ経済の回復に連なった日本経済の景気回復というシナリオを立てた。ここにきて日本ではデフレ経済下による物価下落、個人消費の低迷、政権交代による緊縮財政政策により一段と経済情勢は厳しくなっている。
2002/02:記事内容を一部削除しました
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